銀座の洗練された街並みの中で、ひときわ異国情緒を感じさせる地下への階段。
銀座で味わう沖縄の風、ちゃんぷるぅ家のソーキそばランチ
壁にはシーサーやハイビスカスが描かれた鮮やかな絵、そして「沖縄そば」と書かれた旗がはためく。その先に待っているのは、沖縄の家庭的な温もりをそのまま閉じ込めたような空間「ちゃんぷるぅ家 銀座店」だ。
外観と店内の雰囲気
銀座の路地裏にひっそりと佇むビルの地下1階。
入り口には「ちゃんぷるぅ家」の赤い看板があり、階段を下りると南国ムード満点の壁画が迎えてくれる。店内に入ると、そこには琉球ランプの灯るアットホームな空間。壁にはオリオンビールのポスターや沖縄の海を彷彿とさせる装飾が施され、BGMには心地よい三線の音色が流れる。銀座にいながら沖縄の風を感じる、そんな空間だ。
ランチの主役・ソーキそば
ランチメニューはゴーヤチャンプルー定食やタコライスなど沖縄の定番料理が揃うが、やはり一番人気は 「ソーキそば」。今回は、迷わずこれを注文した。
しばらくして運ばれてきたのは、沖縄らしい青い模様が入った丼にたっぷりと盛られた ソーキそば。スープからは豚骨と鰹だしの芳醇な香りが立ちのぼる。まずは一口すすると、やさしい旨味がじんわりと広がる。見た目はあっさりしているが、豚のコクがしっかりと効いており、飲み干したくなる味わいだ。
麺とソーキの魅力
沖縄そば特有の 平打ちの太麺 は、つるっとしたのど越しと適度なコシを兼ね備え、スープをよく絡めてくれる。そして、そばの上には とろとろに煮込まれたソーキ(骨付き豚肉) がどんっと鎮座。箸で持ち上げると、骨からほろりと崩れ落ちるほど柔らかい。甘辛く味付けされたソーキがスープにじんわり溶け込み、食べ進めるごとに味の深みが増していく。
味変でさらに楽しむ
卓上には沖縄定番の調味料 「コーレーグス」(島唐辛子を泡盛に漬けたピリ辛調味料)が置かれている。
数滴加えると、ピリッとした辛さが加わり、スープの旨味がさらに引き立つ。紅ショウガや刻みネギのアクセントも相まって、最後の一滴まで飽きずに楽しめる。
まとめ
銀座という都会の中心で、この価格帯(1,100円ほど)で本格的な沖縄そばを味わえるのは貴重な体験。ソーキの柔らかさ、スープの滋味深さ、そして沖縄らしい空間演出のすべてが合わさり、ひとときの旅行気分を味わえる。ランチタイムは混み合うが、ピークを外せば比較的スムーズに入れるので、沖縄気分を味わいたい日にぜひ訪れてみてほしい。
住所 | |
---|---|
TEL | 03-5524-2163 |
営業 時間 |
11:30 - 15:00 17:00 - 23:00 |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 無 |