銀座3丁目のガス灯通りにある「銀座スイス」が、2022年2月22日にリオープン。同じ通り沿いに移転&リニューアルをしたので久しぶりに訪問。
銀座スイスは昭和22年創業。カツカレー発祥の店として知られ、伝統のレシピで洋食を提供する老舗の洋食屋だ。以前のお店の50メートルほど先の反対側に移転している。
店舗はビルの2階。入口はスイス定番の紅白ストライプ柄の軒先テント。
食品サンプルが並ぶショーケースの前にもメニューが掲示されている。
階段を上り、2階へ。
おすすめメニューのハヤシライス。
店内の待合スペースには、タウン誌や過去に取り上げられた雑誌記事などが並ぶ。
お土産アイテムも。
入口をくぐり右側が喫茶風のカウンター席スペースになっており、左側から奥に向かってテーブル席のスペースが伸びている。以前(移転前)の店に比べて広さは倍くらいになっている。
洋食メニューがズラリ。以前は庶民的な洋食屋だったが、今回のリニューアルで500~1000円ぐらいの思いきった値上げをしている。(久しぶりに訪問する人は少し驚くかも。)同じ通りに店舗を構える「煉瓦亭」よりも「銀座スイス」のほうがリーズナブルだったが、今回のリニューアルで同じくらいの価格帯になった。
値上げしたメニューの一部をご紹介
- 名物の千葉さんのカツレツカレー 1700円 → 2200円
- 牛ロースのカツレツカレー 1800円 → 2420円
- 牛ヒレのカツレツ 1800円 → 2970円
- ステーキカレー 1800円 → 2310円
- 牛カツサンド 1400円 → ロース:2090円、ヒレ:3190円
普段通いできる親しみやすい洋食店から、銀座観光に来た客さん(インバウンド含め)をメインターゲットにした高級洋食店へとリニューアルを遂げている。
大胆な値上げではあるが、『銀座』という土地柄はもちろん、昨今の物価やエネルギーコスト等が高騰していることを加味すれば「正しい選択」と言えるだろう。そう、こうした大胆なリニューアルに踏み切らないと、"昔懐かしい味" は途絶えてしまう。変わらぬ味を守り抜いていくためには、変わっていかないといけないのだ。
以前は1200~1300円の価格帯で食べられたランチメニューも400円~500円値上げしている。また、数量限定での提供なので意外に早く売り切れてしまう。
ランチのポタージュスープ。
オムライス(1870円)をオーダー。昔ながらの洋食屋のオムライスだ。
卵が半熟状態でチキンライスを投入し、卵とデミグラスソースで仕上げるこだわりの味。スープとサラダが付いてくる。
シンプルだが、王道の味。しっかり目に味付けされたチキンライスとデミグラスソースの相性が抜群だ。
存在感のある鶏肉がゴロゴロ。
こちらは銀座スイスの "おいしいどこどり" をした『人気の3品盛り合わせ』
- プレーンオムレツ
- エビフライ
- カニクリームコロッケ
スープとライス(またはパン)が付いて1760円。
洋食屋の王道メニューを一皿で提供する魅力的なセット。
移転・リニューアルをした『新生・銀座スイス』。庶民には少し敷居が高く感じる価格帯になったが、そのぶんお店もキレイになって、昔ながらの伝統の味を変わらず楽しむことができる。また、昨年から八重洲地下街の「トウキョウ カレー カルテット」にも新しい業態のカレー専門店「トウキョウ カレー カルテット 銀座スイス」も出店しているのであわせてチェックしてほしい。
住所 | |
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TEL | 03-3563-3206 |
営業 時間 |
11:00~21:00(L.O.20:30) 月~水15:00~17:00 準備中。 木~日 及び 祝日は通し営業。 |
定休日 | 年末年始 |
駐車場 | 無
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