新橋駅から徒歩3分。東京高速道路の高架下「銀座ナイン」にリーズナブルな価格ですき焼き風の牛めしを提供する昭和感溢れる定食屋がある。
店名は「牛めし なんどき屋」。場所は銀座ナイン(GINZA NINE)の1号館(土橋インター近く)。銀座ナインといっても建物内ではなく外側にある店舗なのでご注意を。
まぼろしの銀座9丁目
1961年に開業した銀座ナインは銀座・新橋・汐留を繋ぐ場所に位置するショッピングセンターで1~3号館まであるが、実は正式な住所は未画定なので「中央区銀座8-10 先」となっている。ご存じの通り銀座は8丁目までしかなく銀座ナインも1985年までは「新橋センター」の名前で営業していた。その後、銀座に新たに9丁目を造る意気込みで「銀座ナイン」と命名された。
銀座ナインの脇(プロント横)に小さな路地がある。
その路地を50メートルほど進むと左手に「なんどき屋」の黄色い看板が見える。
見ての通り、店舗に入る前から狭いのがわかる。席はカウンターで6席のみ。1席はオマケみたいなものなので実質5席といっていいだろう。ガラス張りなので席の空き具合は一目瞭然。満席だったとしても皆サクッと食べて出ていくので、そこまで待つことはないだろう。
入口のガラスにはメニューと価格が貼られている。銀座エリアでは飛びぬけてリーズナブルな価格帯だ。看板商品である牛めしは490円。納豆定食(420円)も気になるところ。
お店の切り盛りは女将さん一人。店内は食器類や炊飯器、湯呑などが雑多に並ぶ昭和感溢れる雰囲気。BGM代わりにテレビがなかなかの音量で流れている。まるで親戚の家に遊びに来たようなアットホームな空間があじわえる。
メニュー。400円台から高くても700円台。
牛めし(ライスが並で肉が多め)の「大がけセット」(750円)を注文。味噌汁とお新香が付いてくる。まずはじめにセットのお新香(浅漬けの白菜と糠漬けの大根)がお茶とともに出てくる。
大がけはなかなかのボリューム。吉野家の牛丼の豪華版といったところ。
すき焼き風牛めし
木綿の「焼き豆腐」が乗っかったすき焼き風牛めしだ。開店以来毎日注ぎ足しで使っている秘伝の甘だれが玉ねぎ、糸コンニャク、焼き豆腐にしっかりと染みこんでいる。肉のボリュームも文句なし。
トッピングとしてオーダーした生玉子(50円)を溶いて牛めしにかけて食べると、より「すき焼き風」に近づく。大がけのご飯の量は「並」だが十分なボリュームだ。
牛めしは期待を裏切らないおいしさ。メニューも充実しているので次は他の定食も試してみたい。今回は銀座ナインの「牛めし なんどき屋」を紹介したが、実は新橋にも居酒屋店舗があり、そちらはなんと24時間営業。牛めしをはじめ、より豊富なメニューを楽しめるので新橋エリアに立ち寄った際は是非足を運んでみてほしい。
住所 | 東京都中央区銀座8-5 銀座ナイン1号館 1F |
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TEL | 090-8034-1446 |
営業 時間 |
11:30~18:30 |
定休日 | 金・土・日・祝 |
駐車場 | 無 |