銀座の焼き鳥といえばここ!自慢の手羽先、つくね焼きをはじめ焼き鳥各種。そのほかにも名物ドライカレーも大人気の老舗焼き鳥屋だ。
店舗は銀座6丁目(商業施設GINZA SIXからほど近い)。銀座(中央)通りに平行しての伸びる銀座鈴らん通り沿い。ちょうど交詢ビルの向かい側に鳥繫ビルはある。
鳥繫の歴史
鳥繫の創業は昭和6年(1931)。同店の初代が交詢社の燃料置き場に焼き鳥の屋台を出したのが始まりだ。
昭和14年(1939)には屋台から店舗へ。その後同店二代目に店は引き継がれ、昭和33年(1958)に現在の場所に店を構えている。そして昭和43年(1968)には銀座鳥繁ビルが完成。銀座の人々に愛され続け2021年に創業90周年を迎えている。
鳥繁×銀座UNIQLOの「銀座コラボTシャツ」も記憶に新しい。鳥繫という焼き鳥屋は結構多いが、同店はここ銀座でのみ営業しており、他地域で展開している鳥繫とは完全に別物だ。
テイクアウトメニューほか、クリスマス向けに「もも焼き」も提供。
店前に掲示されたお昼メニュー。
入口には鳥繫のロゴ。その昔、鳥繁のマッチ箱にも使われていたロゴデザイン。趣きと味わいを感じる。
店の扉をくぐると、さっそく香ばしい炭の香りが漂う。
会食や接待にも最適
席数は全部で127席。焼き鳥屋の醍醐味であるカウンター席をはじめ、少人数から数十名の宴会まで各種テーブルアレンジが可能。さらに個室もあるので会食や接待にも最適だ。部屋は最大12名様まで、10名から貸し切りが可能。2階には最大20名対応可能な宴会席がある。これからのシーズンは忘年会・新年会などで人気になりそうだ。
ランチメニューのお品書き。
卓上には、焼き鳥には欠かせない粉山椒と七味。
カウンター奥で焼き鳥を焼いている。目の前で焼かれた焼き鳥を食べられるのは、まさに贅沢。
こちらはランチメニューの「温玉そぼろ丼御膳」。そぼろ丼にサラダと小鉢(冷奴)、お新香、鳥スープがセットになって税込1500円。
お昼限定の温玉そぼろ丼は、同店の三代目が学生の頃にお弁当に入っていた「お袋のそぼろの味」を再現したものだそうだ。 鳥繁がランチ開業と同時期からお昼の限定メニューとして提供されている人気の一品。
まず、そぼろ丼を単体で味わい。次に温玉をトッピングする。
温玉をそぼろと絡めることで味と食感が一気に変わる。「そぼろ」「温玉」「ご飯」の組み合わせは、やみつきになるおいしさだ。
次は、ランチの一番人気メニューを紹介!
焼き鳥御膳
焼き鳥(手羽先焼・かしわ焼・つくね焼)3本、野菜焼はトマト焼、サラダ、漬物、鳥スープ、小鉢(冷奴)の構成。税込2,000円。
銀座鳥繁名物のドライカレー
BSフジ「極皿~食の因数分解」でも紹介された銀座鳥繁名物のドライカレー。このドライカレーのはじまりは昭和初期頃、お客さんから海外土産としてもらった黄色い缶のカレー粉がきっかけだったそうだ。
賄い飯から名物に
同店の初代がそのカレー粉を使い賄い飯としてカレーピラフを作ったのが始まり。しばらくは鳥繁の裏メニューとして常連客に数量限定で提供され愛されていたメニューが定番人気メニューとなった。
ドライカレーに使われている具材は筑波鶏もも肉、玉ねぎ、パセリと非常にシンプル。油濃さがなく、さっぱりとしているのでいくらでも食べられる。むしろ食べ進める度に味と魅力が深まっていく気がする・・・。思い出して無性に食べたくなる味とはまさにこのこと。鳥繫のドライカレーファンが多いことに納得だ!
野菜焼きはトマト。甘くてフルーティー!焼きたては熱いので注意が必要だ。
鳥繁で一番人気の手羽先焼き、ボリュームのあるかしわ焼き、そして長年継承されてきた秘伝のレシピで仕立てた「つくね焼き」。どれも本格派の味わいでめちゃくちゃうまい!これぞ老舗の味。
職人が心を込めて仕立てたこだわりの焼き鳥にサラダや小鉢、お新香、鳥スープまで、まるっと楽しめる贅沢なランチ。銀座の土地でこの価格は破格。「鬼コスパ」といえる。
ランチはもちろん、夜メニューや宴会&接待などにも最適。銀座グルメで絶対におさえておきたい名店だ。
住所 | |
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TEL | 03-3571-8372 |
営業 時間 |
[月~金] 11:30~14:00 17:00~22:00 [土] 16:00~21:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
駐車場 | 無 |