3年連続日本一に輝いた群馬館林の名物うどん「鬼ひも川」が味わえる名店、五代目「花山うどん」。その歴史は古く明治時代から営業を続けている。「鬼ひも川」を開発したお店としても多くの人に知られ、大正14年には天皇家にも献上している名店。
五代目 花山うどん 銀座店は2016年(10月)にオープン。場所は東銀座エリアの松屋通り沿い。ちょうど歌舞伎座の裏あたりに位置する。
テレビ番組をはじめ、多くのメディアにも取り上げられている人気店。群馬のほかで食べられるところは、ここ銀座と羽田空港のみ。(2020年11月現在)
店外の立て看板には花山うどんの代表メニューである鬼釜とざる二味のほか、御膳メニューなどが掲示されている。
映えるうどん
店外に、鬼ひも川のサンプルがディスプレイされている。普段見慣れないインパクトのあるビジュアルなので、このディスプレイを見て立ち寄る人も多いだろう。映えるうどんだ。
料理が配膳される前に、お手拭き、箸、野沢菜、黒豆茶のセット。この黒豆茶が濃厚で美味!
高級感と落ち着いたデザインの献立メニュー。
メニューを開くと、最初の頁には花山うどんの歴史、店主の挨拶などが記されている。こういうのを読むと"より美味しく"感じる。食べる前から料理ははじまっているのだ。
塩、小麦など素材へのこだわりも強い。
そしていよいよ、冷たいうどんの献立メニュー。
温かいうどんメニュー。
そして、飲み物メニュー。
季節限定メニューもあり。二回目以降に試してみよう。
鬼ひも川が登場!なんともフォトジェニック。
花山うどんの象徴ともいえる器「たぬきどんぶり」。かわええ...。
何故たぬきなのか
何故たぬきなのか。それは花山うどんの発祥の地に由来する。日本中で語り継がれているたぬきが化けた茶釜の昔話。分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)の舞台は館林市にある茂林寺。たぬきは花山うどんの創業の地である舘林のマスコットキャラクターなのだ。
「分福」には「たくさんの福を皆で分け合う(Sharing a happiness)」という意味が込められている。お客様においしさという福をお届けしたいという思いを込めて使われているのだとか。
メニューと一緒にお盆に乗っていた二つ折りの紙に「美味しい食べ方」が解説されている。
①まずは鬼ひも川そのものを味わう。
②よくかき混ぜて食べる
③本わさびを入れて混ぜて食べる
の鬼ひも川は、つるつる&モチモチ食感。ほほ~、見た目のインパクトだけでなく味も格別。これは人気なのも頷ける。うどんって幅が広いだけでこんなに新鮮さが感じられるものなのね。いや、もちろん形状だけでなくおいしさあってのものだけど。
鬼ひも川に、上州麦豚、半熟たまご、刻みねぎなどを絡めて食べる。出汁は濃いめなので自分の好みに合わせてうまく調整しながら食べよう。ピリリと辛い本わさびを付けて食べると、また違ったおいしさが楽しめる。これはハマる・・・。
うどんや御膳のほかに「下仁田産 味噌こんにゃく」「上州名物 焼きまんじゅう」「上州舞茸天ぷら」など群馬の逸品も楽しめる。ついつい注文したくなるお手頃価格だ。
焼きまんじゅう
群馬県民にはおなじみのおやつ。焼きまんじゅう。あんこ等は入っていない。ふわふわ食感の生地に甘じょっぱい味噌だれをまぶし、こんがり香ばしく焼き上げた焼きまんじゅうはクセになるおいしさ。
下仁田産 味噌こんにゃく
群馬名産の味噌こんにゃく。プルプルのこんにゃくに甘じょっぱい味噌だれを組み合わせたおいしさは文句なし。群馬県内の生産者直送の品。低カロリーなところも嬉しい。
花山うどん 銀座店
●住所:東京都中央区銀座3-14-13(歌舞伎座裏)
●電話:03-6264-7336
●営業時間:
平日/ランチ11:30~15:30ラストオーダー
ディナー18:00~22:00ラストオーダー
土日祝/ランチ11:00~15:30ラストオーダー
ディナーはお休み
●定休日/なし ※変則の営業(臨時休業,短縮営業)は、花山うどんの公式ブログ、公式Facebook、公式Instagramなどでご確認ください。
●駐車場/なし
●席数/テーブル24席、座敷12席。全席禁煙。