銀座で食事に迷ったら三笠会館!1925(大正14)年に創業した三笠会館は洋・和・中の総合レストランとして運営。各カテゴリの名店が会館内に軒を連ねる。
沿革を探ると、初代社長の谷善之丞が歌舞伎座前氷水屋として創業。1939 (昭和14)年に三笠商事株式会社を設立し、その後現在の銀座並木通りで「三笠会館本店」を開業している。
うなぎ専門店斑鳩(いかるが)
今回の目当ては日本料理のお店「吉野」/ 斑鳩(いるかが)のうなぎ。ちょっとややこしいのだが、吉野はしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店として営業、「斑鳩」はうなぎ。そして、かき氷店は 「氷処 みかさ」とそれぞれ別名で営業している。すべて同じ敷地内に併設されているので迷うことはない。
三笠会館の3階が懐石・しゃぶしゃぶ「吉野」がある。
エレベーターで3階へ上ると洗練された和空間が広がっている。
トイレに続く通路もこの通り。趣があり日本情緒と風情を感じさせてくれる。
歴史を感じさせる店内。三笠会館とお店のテイストが調和している。
理由はわからないが、岡本太郎作、久国寺 梵鐘「歓喜の鐘」のレプリカが飾られていた。曼荼羅をイメージし、森羅万象を表現した独創的な梵鐘だ。
窓からは銀座並木通りが見下ろせる。
店名もそうだが、創業者が奈良吉野の出身ということで、店内には奈良県吉野町の観光情報資料なども設置されている。もちろんうなぎ専門店「斑鳩」も奈良の斑鳩町に由来する。店内のいたるところから「奈良愛」が溢れ出ている。
ちなみに「うなぎ専門店 斑鳩(いかるが)」は2021年7月にオープンした。
ビール、スパークリング、ウイスキー。サワーや果実酒、ソフトドリンクメニューなどドリンクメニューが充実している。
ワイン、フルーツワイン、ブランデー。
日本酒メニューも豊富!
席数は70席。広々としてゆったりとできる。
上鰻重(5,900円)をオーダー。肝吸いと香の物が付くが、赤だしに変更。
うらわのうなぎ 萬店が監修
銀座本店3階 吉野内、うなぎ専門店斑鳩(いかるが)では、 創業135年 うらわのうなぎ 「萬店(まんだな)」監修により、 名店で受け継がれる、絶品のタレで焼き上げた鰻をお重でご用意しております。
萬店とは
萬店は、1886(明治19)年に埼玉県浦和で創業した老舗のうなぎ屋。同店の看板商品であり浦和名物として名の知れる「うなぎ」は100年以上伝統の味を守り抜き、多くのうなぎラバーに愛され続けている。
名店で受け継がれる、自慢の(伝統の)タレで焼き上げた鰻はふんわりとした鰻。タレはほんのり甘く濃過ぎないので鰻本来の旨みがしっかりと味わえる。鰻・タレ・ご飯のバランスも絶妙だ。
老舗感溢れる雰囲気。個室もあり、接客も素晴らしいので接待等にも最適。客層も比較的高く、ゆったり落ち着いて過ごせる空間だ。店内を見渡してみると、意外としゃぶしゃぶ・すき焼き食べ放題をオーダーしている人が多かった。次回はそちらにチャレンジしてみようと思う。
住所 | |
---|---|
TEL | 050-3134-5667 |
営業 時間 |
《しゃぶしゃぶ・すき焼き》 土日祝【ランチ】11:00~16:00(LO15:00) 《氷処みかさ》 《鰻専門店 斑鳩》 日曜営業 |
定休日 | 1月1日 |
駐車場 | 無(西銀座駐車場の割引券あり) |