うどん家 八重桜は東京有楽町にある隠れた名店だ。都心で本場の水沢うどんを楽しめる貴重なお店として注目を集めている。
店主は銀座で和食店の料理長を務めた経験を持ち、自身の出身地群馬に恩返しをしたいという思いから2021年6月にこの店を開いた。
場所は有楽町駅京橋口を出てすぐにある交通会館の地下1階。「饂飩家」と書かれた店前の暖簾をくぐると、カウンター6席、テーブル14席の計20席が配置されたコンパクトながらも落ち着いた雰囲気の空間が広がる。
ランチセットについてくるうどんは、讃岐うどん、稲庭うどんと並んで日本三大うどんの一つとして知られる水沢うどん。
訪れたのは平日だったので、平日限定セットのAを注文。胡麻だれざるうどん、しらすご飯、週替わり天ぷら(とり天と舞茸天)といった内容だ。
高級小麦粉100%と良質な水を用い、長時間の熟成と二重の手もみ工程で仕上げられたコシのある平打ち麺は艶があり、稲庭うどんに似たつるつるの食感。
コシのあるちぢれ多加水麺で、透き通るような涼し気なビジュアルも魅力だ。このこだわり麺は創業130年の歴史を持つ群馬の老舗製麺所「叶屋」と共同で開発したもので、製麺所から毎日直送されてくるそうだ。胡麻だれのつけ汁は胡麻の香ばしい風味が特徴で麺との相性も抜群だ。
北海道産真昆布と鹿児島枕崎産のかつお節を使った和風出汁が用いられ、冷水で〆たコシのある麺と一緒に提供される。卓上のラー油を胡麻だれに加えることで味変も可能。
うどんと一緒に提供されるしらすご飯と天ぷらもセットもハイライトの一つ。
しらすご飯には大根おろしが乗り、天ぷらには群馬県の素材が使われており、サクッと揚がった舞茸の天ぷらととり天がお腹を満たしてくれる。
群馬の水沢うどんが、有楽町で気軽に味わえるのは嬉しい限り。群馬出身の人や水沢うどんのファンはもちろん、水沢うどんをまだ食べたことがない人も、うどん家 八重桜を訪れてみてほしい。一度訪れる価値ありだ。
住所 | |
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TEL | 03-3240-6088 |
営業 時間 |
11:30 - 18:00(L.O. 17:30) |
定休日 |
月曜日(祝日の場合火曜日) 第2、月曜日、火曜日連休頂いてます、 |
駐車場 |
有 東京交通会館に150台収容の駐車場あり |