銀座には高級店やブランド店が立ち並ぶ中、情緒あふれる街ラーメン店が存在する。
銀座の中心地に静かにたたずむ「大島ラーメン」は1976年(昭和51年)に創業し、約50年の歴史を持つ老舗ラーメン店である。
昔懐かしい庶民的な味わいが特徴で、昔ながらの東京ラーメンとこだわりの餃子で"秘伝大島ラーメン”としてコアなファンに愛されている。
創業して50年ほど経つはずだが、公式サイトでは~創業三十年になる~と書かれている。これが、逆サバなのか、単にホームページが更新されていないのか、はたまた歴史などまったく気にしていないか...は謎に包まれている。笑
大島ラーメンはかつては20店舗以上あったが、現在は銀座店、護国寺店、越谷レイクタウン店の3店舗に縮小されている。長い歴史の中で経営破綻などもあり、現状どういった経営体制で運営されているのかは不明だ。昔、足立区の北千住で食べていた記憶があり、その思い出の味を銀座で味わえるのは嬉しい限りだ。
席数は17席となっており、中央通りの1本裏手に平行する信楽通り沿いの銀座ナインからほど違う場所にある。花椿通りと信楽通りが交差する交差点からすぐの場所。東銀座駅からも徒歩6分とアクセスも便利だ。店内は昭和の雰囲気が漂い、カウンターのみの17席で落ち着いた雰囲気だ。銀座の一等地にありながらもリーズナブルな価格設定だ。
秘伝の大島ラーメンは、「大島しょうゆ」、「大島みそ」、「大島しお」の3種類。ほかにも「ワンタン麺」、「つけ麺」、「とろけるチャーシューめん」、「豚骨魚介ラーメン」、「担々麺」などラインナップも充実している。
この日は「大島しお」(850円)を注文。バター(100円)をトッピングすることで「塩バターコーンラーメン」が完成。
ラーメンのスープはやさしい塩味で、透き通ったスープにコーンとバターの風味がよく合う。こういう庶民的な味がたまに恋しくなる。まさに老舗ならではの昔ながらの素朴な味わいだ。
こちらが名物、大根おろしと辛子で食べる「大島餃子」だ。
野菜中心の餡と濃いめの味わいに大根おろしとからしを加えることで味のアクセントに。羽根つきでパリッとした食感が魅力。後味はさっぱりとしていて老若男女に愛される一品だ。
さらに、おつまみのラインナップも豊富で、居心地の良い空間でゆっくりと食事を楽しむことができる。
夜中の3:30まで営業しているので、深夜にお腹が空いたら大島ラーメンで決まりだ。
住所 | |
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TEL | 03-3571-3460 |
営業 時間 |
11:00 - 03:30 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
駐車場 | 無 |